ウミウシガイドブック on the web
〜紀伊半島の海から〜
Opisthobranchs of Kii peninsula

 




Name

Marionia sp.

Place 和歌山県串本町(2002.04)

 

Length 200mm
Date 2002.04.20
Point 和歌山県串本町シーマンズビーチ
Depth -5m
Temp 20℃

春季に、内湾性の岩礁域にて観察。
一見してミドリウミウシの仲間だという事は分かるのだが、同定するには至らなかった。最初はミドリウミウシ(Marionia olivacea)かと思ったが、馬場先生の記載文によるとミドリウミウシは、交接器官が3番目の鰓突起の真下付近に、肛門が4番目と5番目の鰓突起の間に、腎門が肛門のすぐ前に位置しているとなっている。
本種は、交接器官が2番目の鰓突起の真下に、肛門が3番目と4番目の鰓突起の間の下部に腎門が肛門の直前に位置している点で異なっている。
なお、本種は体をくねらせて泳ぐ事も出来るようだ。2番目の写真がその時の写真である。

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