ウミウシガイドブック on the web
〜紀伊半島の海から〜
Opisthobranchs of Kii peninsula

 


Name ネコジタウミウシ
Goniodoris
cf. castanea
Place 和歌山県串本町(2001.3)

 

Length 15mm
Date 2001.03.12
Point 和歌山県串本町シーマンズビーチ
Depth -2m
Temp 15℃

冬季に、周囲に珊瑚礁があるような温暖な内湾性海の岩礁域にて観察。
最初コネコウミウシかと思ったが二次鰓の形状及び、外周部の形状が異なっている。ウミウシガイドブック及びウミウシガイドブック2に記載のネコジタウミウシは体地色が赤茶色なので疑念も若干残るところではあるのだが、ネコジタウミウシとした。

以前はこのようにネコジタウミウシとしていたが、詳細を検討した結果ネコジタウミウシの特徴には当てはまらない点があるため、Goniodoris sp.という表現に留めた。

その後、ラドマン先生のHPに似たウミウシが掲載された事から本種と同定した。なお、ラドマン先生によるとGoniodoris castaneaは、北大西洋種との事なので、学名の使用には注意が必要かもしれない。

ラドマン先生のHP
http://www.seaslugforum.net/gonicast.htm

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