ウミウシガイドブック on the web
〜紀伊半島の海から〜
Opisthobranchs of Kii peninsula

 



Name Ceratosoma sinuata
Place 和歌山県田辺市(2000.06)


Length 40mm
Date 2000.06.06
Point 和歌山県田辺市ショウガセ
Depth -25m
Temp 21℃

春に、周囲に珊瑚礁があるような温暖な海の内湾性だが潮通しの良い海にて観察。
ドロップオフの壁を這っていたところを見つけた個体。
本種については、ミアミラウミウシ(Miamira magnificaと同種とするという意見も専門家の中にはあるようだが、当HPでは以下の理由により別種と扱う事とした。
ウミウシの同定にはしばしば触角の形状を見ることとなるが、本種の触角及び二次鰓の形状とミアミラウミウシのそれとは著しく異なっている。あくまでも触角と二次鰓の形状であり、体表面の色の事では無いことに注意。
さらに触った感じではミアミラウミウシは硬いのに対して本種は非常にプニョプニョしていて柔らかい。
なお、最近ではMiamiraでなくCeratosoma(ニシキウミウシの仲間)に分類する研究者もいるようである。
ただし、私は研究者では無いので、あくまでもここに書いている内容はあくまでも外的相違によるものであり、解剖学的及び遺伝子工学的な見地によるもでのはありません。

Menu