ウミウシガイドブック on the web
〜紀伊半島の海から〜
Opisthobranchs of Kii peninsula

 



Name コネコウミウシ
Goniodoris joubini
Place 三重県志摩町(2000.02)


Length 10mm
Date 2000.02.14
Point 三重県志摩町あづり浜
Depth -2m
Temp 15℃

内湾の砂地にある岩に付いている海草の間を這っていた個体。
非情に地味な色合いであり、海草の間を這っていても通常は、まず気付かない。見つけようと思って見つかるものでは無く、ウミウシに興味のある人間が偶然見つけられる程度のものだろう。また、よっぽどのウミウシ好きで無い限り興味を示すようなウミウシでも無い。
なお、本個体は触角が一つしか無い。奇形なのか外的要因(魚などについばまれたとか)により喪失したのかは不明である。

この学名については、「ウミウシガイドブック2」では、コネコウミウシとして紹介されているが写真の個体とは大きく異なっている。ウミウシガイドブック2の写真の個体はラドマン先生のHPに掲載されているGoniodoris meraculaであると思われる。従って当HPではウミウシガイドブック2掲載の和名を採用せずに学名のみの掲載に留めている。

なお、当ページでは、本種を当初Goniodoris glabraとしていたが、G.glabraは、本種のシノニム。報告時期がG. joubiniの方が早かったらしいので、G. joubiniを採用した。

当初、上記のように判断していたが、本種はコネコウミウシであるとのご意見を頂いたので、この和名に変更した。なお、それまでに掲載していたゴニオドーリス・ジョウビニは、ゴニオドーリス・ヨオビニと読む(ラテン語のjoはヨと読むのだそうです)とのご意見も合わせて頂いた。
ご意見を頂いた小野篤司様、および中野理枝様に多謝。

以下のラドマン先生のHP参照
http://seaslugforum.net/goniglab.htm
http://seaslugforum.net/gonmerac.htm

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