ウミウシガイドブック on the web
〜紀伊半島の海から〜
Opisthobranchs of Kii peninsula

 



Name キイロイボウミウシ
Phyllidia ocellata
Place 三重県阿児町甲賀(通年)
三重県阿児町志島(2000.12)
三重県尾鷲市三木浦(99.09)
三重県南勢町(通年)
三重県尾鷲市(99.11)
三重県南島町(2000.07)
和歌山県串本町(通年)
和歌山県田辺市(南部町)(2000.01-06)


Length 45mm
Date 1999.08.22
Point 三重県阿児町甲賀中瀬、住瀬
Depth -20m
Temp 26℃

潮通しの良い岩礁域に生息。
このウミウシを最初に見かけるまでにはかなりの日数がかかったのだが、一度見出すとこれまで見かけなかったのが不思議なくらい紀伊半島だと何処の海でも見れるという超普通種だということに気付いた。

写真は、南島町で撮影したもの。白くなっている部分は這い跡だと思われる。
これを食しているのだろうか?





Length 60mm
Date 2000.06.22
Point 三重県南勢町ダブルアーチ
Depth -16m
Temp 22℃

ダブルアーチの入り口付近で観察した個体。
他のウミウシを撮影していたところ、ショップツアーのインストラクターが待っていてくれて何かを指差したので見てみるとホワイトバージョンが2匹いた。
以前にも一度撮影していたが、ポジでの撮影は初めてだったので、撮影しておいた。
仕上がってきたポジをルーペで見ていて、下にいた黄色の個体と交接中であることに気づいた。下の写真がその拡大したものである。大きな個体の割に交接器官は小さい・・・(^^;;;




Length 60mm
Date 2000.04.25
Point 和歌山県串本町双島沖2の根
Depth -15m
Temp 17℃

初春に、周囲に珊瑚礁があるような温暖な海にある潮通しの良いやや外洋性の岩礁域にて観察。
ガイドが見つけた個体だが、当初は「Nudibranchs and Sea snails」に掲載されているキイロイボウミウシのカラーバリエーションかと思ったのだが、仕上がってきた写真を良く見ると触覚の前のイボにリング状の模様が入っていることに気づいた。下の写真が触角周辺を拡大したものである。
色々調べてみたが、このような模様の入った資料が見つからず、現時点では未同定とした。

小野さんに同定していただいた所、やはりキイロイボウミウシのバリエーションだろうとのご意見を頂いた。



Length 50mm
Date 2000.06.24
Point 三重県南島町方座浦大野平瀬
Depth -15m
Temp 19℃

初春に、内湾の岩礁域にて観察。黄色バージョンと白バージョンの中間的な感じがする。触角の色も薄い

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